「サイコパスト」の最終巻までのネタバレとあらすじをご紹介！

『サイコパスト』は、過去の猟奇殺人事件の被害者と意識を交換し、事件を未然に防ぐという斬新な設定が注目を集める作品です。

‣ 『サイコパスト』の最終巻までのネタバレとあらすじ
‣ 『サイコパスト』はどこで読める？無料で全巻読む方法はある？
‣ 『サイコパスト』をお得に読む方法

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漫画『サイコパスト』1巻ネタバレ感想

主人公の五代一哲は、犯人逮捕のためなら暴力をいとわない熱血刑事。しかしその行動が原因で、捜査一課から捜査第五課に異動させられてしまいます。そこで彼を待っていたのが、自称「超能力捜査官」の飛高紫苑。彼は、過去の連続殺人犯を止めるため、五代を過去へタイムスリップさせます。

紫苑の力で気を失った五代が目を覚ますと、彼の意識は、連続殺人事件の被害者である村上ハルカの体に宿っていました。しかも彼女は監禁され、半裸の状態。そんな五代の前に現れたのは、「兵庫・乳房切除連続殺人事件」の犯人、伊崎良信です。伊崎の外見は、これまで殺した女性の乳房をマスクや服に加工して身につけた、信じがたいほどグロテスクな姿です。

怒りに駆られた五代は伊崎に蹴りを入れるも、体は女子高生のまま。結果、伊崎に力で圧倒されてしまい、気絶。彼が気を失っている間に、囚われていた沢田純子は殺害されてしまうのです。

漫画『サイコパスト』2巻ネタバレ感想

地震で監禁場所が脆くなったことを機に、五代ともう1人の被害者である西野奈々美は脱出に成功します。しかし、すぐに伊崎に追いつかれ、絶体絶命のピンチに陥ります。

その時、五代は未来から得た情報というアドバンテージを活かし、伊崎の精神を揺さぶることに成功。激闘の末、なんとか伊崎を仕留め、現代へと帰還しました。

事件を解決したものの、五代に休む間もなく次のターゲットが待っています。それは、「彩門病院　連続ベクロニウム中毒死事件」の犯人、舞城静華です。

彼女は看護師という立場を悪用し、筋弛緩剤ベクロニウムを点滴に混入させ、4名の患者を殺害した恐ろしい殺人鬼。さらに、病院側が不審死を隠蔽していたため、実際の被害者は50名以上とも噂されています。次なる凶悪な殺人鬼に、五代はどう立ち向かうのか！？

漫画『サイコパスト』3巻ネタバレ感想

「彩門病院　連続ベクロニウム中毒死事件」の捜査中、少年と入れ替わって潜入していた五代は、ついに犯人に辿り着きます。その正体は、入院患者や子供たちに優しく接していた老婆、赤江はるでした。彼女はかつて「製薬会社の研究者」として働いていた過去を持っていたのです。

「犯人は病院関係者」と考えていた五代は、予想外の展開に驚愕。ステージ4のガンに苦しみながらも殺人を犯した赤江の真の目的とは……？

その時、事件の犯人とされていた舞城静香が姿を現します。静香は、看護師として50名以上の患者を殺害したとされていましたが、赤江は五代を人質に取り、静香に薬を投与して殺すよう命じます。果たして、静香は本当に冷酷な殺人鬼だったのか、それとも赤江に操られていただけなのか……。

さらに、本巻の後半には2011年に発覚した「練馬区監禁連続殺人事件」が収録されています。犯人は「洗脳の傀儡子」と呼ばれる幸坂潤乃介。彼は自分の手を汚さず、子供を含む2家族を監禁し、計9名を無残に殺害しました。

五代は、この凶悪な殺人鬼を相手に、果たして被害者たちを救い出すことができるのか？

漫画『サイコパスト』4巻ネタバレ感想

2011年に発覚した「練馬区監禁連続殺人事件」を解決するために、五代がタイムスリップした先は、なぜか1986年の学校の教室でした。そこで彼は、事件の犯人である幸坂潤乃介の高校時代の担任の体に乗り移ります。

当初、幸坂が高校時代に殺人を犯していたという記録がないことから、五代は混乱しますが、次々と生徒の不審死が起こり、幸坂に疑念を抱き始めます。

2011年に起きた事件では、幸坂が妻・京子を洗脳し、彼女に殺人の手助けや死体処理を行わせていました。そのため、五代は、幸坂の高校時代にも協力者が存在するのではないかと考え、彼を密かに追跡し始めます。しかし、幸坂の同級生であるサトミによって尾行は露見してしまいました。それでも幸坂は尾行を気にする素振りもなく、五代を自宅に招き入れます。家庭の様子はごく普通で、何の異常も感じられませんでしたが……。

ある日、五代が職員室で事件について考え込んでいると、プールの方から微かな声が聞こえてきます。声に導かれるまま現場に駆けつけた五代が目撃したのは、幸坂と彼に洗脳されたクラス全員の異様な光景でした。

漫画『サイコパスト』5巻ネタバレ感想

幸坂の魔の手から洗脳された生徒たちを救おうとした五代でしたが、突然、生徒の一人であるサトミに刺されてしまいます。実は、サトミの本名は里水京子で、後に幸坂の妻となる女性だったのです。

高校で起こった謎の不審死は、すべて京子が幸坂に洗脳されて引き起こしたものでした。五代は、彼女に「このままでは取り返しがつかなくなる」と訴え、今ならまだやり直せると語りかけます。五代の言葉に心を揺さぶられた京子が選んだ運命は……。

その後、五代は昭和流の制裁を幸坂に加え、無事に現代に戻ります。彼を待っていたのは新たな事件、「祝波島41人殺し」。これは、2004年に太平洋の孤島で軍場蔵人が引き起こした凄惨な事件です。

1年前に島に移住してきた軍場は、島民と衝突を繰り返した末、ついに41名もの人々をさまざまな凶器を用いて虐殺しました。五代が乗り移ったのは、18歳の女子大生・清川麻紗。その姿で、果たして五代はこの凶悪事件を防ぐことができるのでしょうか。

漫画『サイコパスト』6巻ネタバレ感想

41人を惨殺した殺人鬼・軍場がついに動き出し、麻紗（五代）と共に島へやってきた友人のもえが彼に襲われ、気絶してしまいます。五代たちは身を護るため、村長の家に避難。島民たちは山へ入り、軍場を狩ろうとしましたが、元自衛官である軍場は圧倒的な戦闘能力で島民を翻弄し、村長の息子・将生が犠牲となります。軍場に捕らえられた五代は、彼の隠れ家で肉塊となった将生の無惨な姿を目撃します。

何とか軍場の手から逃れた五代は、麻紗の荷物の中から島のポストカードを発見。それは軍場が持っていたものと同じもので、差出人は麻紗の姉・弥恵でした。姉が既に島に来ており、軍場と何らかの接点を持っていると五代は予感します。しかし、その直後、島の駐在によって軍場は撃たれ、殺されてしまいました。

事件は一見解決したかに見えましたが、五代はやがて島の恐ろしい秘密に気づきます。この島では、毎年3人の若い娘を供物として捧げる祭りが行われていたのです。麻紗たち3人もそのために島に連れてこられ、1年前には姉の弥恵が同じ祭りで犠牲となっていました。五代は、この残酷な島の伝統と向き合い、さらに深まる謎に挑むことになります。

漫画『サイコパスト』7巻ネタバレ感想

五代は、軍場と弥恵が恋人関係にあったことを突き止め、島民の犯罪を暴露するという共通の目的の下、軍場と協力関係を結びます。島の駐在も仲間に引き入れ、島で行われていた犯罪の証拠を掴んだ五代たちは、村長の船を奪取して島からの逃亡を試みます。

しかし、五代たちが島を脱出した後、島に残された島民の宏二たちは謎の人物たちに次々と射殺されてしまいます。この一連の惨劇で、島民が行っていた臓器摘出・売買に関わる「宴」の黒幕は明らかにならないまま、謎が残されました。

その後、逃亡する五代たちの乗る船内でも新たな事件が発生します。何者かによって軍場が殺害され、さらに五代も突然現代へ強制送還されてしまいます。軍場の冤罪を晴らすことには成功したものの、彼を救うことはできませんでした。

この少し後味の悪さを残しつつ、五代は飛高から新たな任務を命じられます。次の事件は、1996年に発生した「大田区一家殺人事件」です。

この事件は、一家の長女・瑛里がストーカー被害に遭っていたことが発端となります。今回、五代が乗り移ったのは、瑛里の妹である小学生・聖良。聖良が幼すぎることから、家族は彼女に姉のストーカー事件を詳しく話そうとはせず、五代の捜査は難航します。大人たちに取り合ってもらえない中、聖良（五代）はどのようにして事件の真相に迫るのか……。

漫画『サイコパスト』8巻ネタバレ感想

今後の捜査について思い悩む五代がトボトボと道を歩いていると、偶然にも当時26歳で交番勤務をしていた若き日の五代の父と遭遇します。警察に不審者として連れて行かれた五代は、聴取中に巧みに逃亡することに成功。

彼が向かったのは、容疑者の1人である葛西の住むアパート。運悪く葛西に取り押さえられてしまいますが、間一髪のところで五代父が駆けつけ、五代は無事に保護されます。

その後、五代は若き父に自分の正体を明かし、共に自宅に戻ると、家の扉には「殺す」という不気味な落書きがされていました。これにより事態の深刻さを察した五代父は、家族の安全を第一に考え、すぐに保護する手配を進めます。

しかし、その後、五代父自身も犯人に狙われていることが判明し、さらに緊張が高まります。他の警察官の協力も得て捜査が進む中、容疑者の1人である長谷川の悪事が明るみに出ますが、事件の全貌はまだ謎のまま残っているのでした……。

漫画『サイコパスト』の登場人物一覧

五代 一哲（ごだい いってつ）
本作の主人公。26歳の警察官で、強い正義感を持つ一方、殺人犯への憎しみから度を越えた行動に出ることもしばしば。その結果、同僚から疎まれ、捜査一課から謎の部署である捜査五課へと異動させられます。
性格は熱血漢で、殺人事件となると特に短気になるが、状況を素早く判断しピンチを切り抜ける冷静さも備えています。
家族構成は、17歳の妹・四葉との2人暮らし。かつて家族全員を殺害された辛い過去を抱えています。

飛高 紫苑（ひだか しおん）
捜査五課の課長で、警視総監の息子。超能力捜査官に強く憧れ、自らの特殊能力と父親の権力を使って第五課を創設。実際に他人の意識を過去の人物と入れ替える力を持ち、この能力で五代を過去に送り、凶悪事件の解決を試みています。
彼の行動は正義感というよりも個人的な好奇心に基づいており、特に猟奇殺人事件に対しては異常な興味を示しています。

五代 四葉（ごだい よつは）
五代の妹で、17歳の高校2年生。兄と二人で暮らしており、「杉並区一家4人肉塊事件」として世間を震撼させた凶悪事件の唯一の生き残り。五代が危険な事件に関わることをいつも心配しています。

漫画『サイコパスト』の見どころ

このストーリーでは、熱血刑事が被害者の体を借りて犯人を追い詰めるという、斬新な展開が見どころです。タイムスリップして過去の事件を解決するという設定自体は他にもありますが、殺害される前の被害者に乗り移るという展開は非常に珍しいと言えるでしょう。

特に注目すべき点は、主人公・五代が乗り移る先が女子高生や子どもといった、凶悪犯に立ち向かうには肉体的に不利な状況に置かれる点です。第2の事件である「彩門病院　連続ベクロニウム中毒死事件」では、五代は心臓病を患った9歳の男児の体に乗り移り、自由に動けない体で知恵を使って事件を解決しなければなりません。このように、腕力に頼れない五代が追い込まれる状況に、読者はハラハラさせられます。

また、この物語に登場する殺人犯は、ただの殺人者ではなく、非常に猟奇的な行動を取ることでも印象的です。例えば最初の事件に登場する伊崎は、殺害した女性の乳房で作ったマスクや衣装を着用しており、そのグロテスクな姿には目を背けたくなるほどの衝撃があります。

その後の事件でも、深夜に患者に注射を打とうとするシーンや、ビルから人を突き落とすシーンなど、人間らしさを感じさせない異常な行動が描かれており、サスペンスファンにはたまらない展開が続きます。こうした猟奇的な犯人の姿が、物語に強烈な恐怖感と緊張感を与えています。

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まとめ

この記事では、『サイコパスト』の最終巻までのネタバレとあらすじをまとめました。

また、『サイコパスト』を読めるサイト、お得に読む方法をご紹介しました。

参考になれば幸いです。